一般計量士試験の勉強方法~計量器概論及びその質量~ その1

かなり久しぶりの投稿になってしまいました (汗

今回は、「計量器概論及びその質量」という科目の勉強方法です。

この科目は専門科目です。

うーん。かなり専門的です。

久しぶりにまとめたノートを見返してみました。

今の仕事にかなり必要な知識です。

もう一回勉強しなきゃって思いました。

一般計量士の受験勉強の時は、聞いたこともない言葉がたくさん出てきて、

何だかよくわからず、とりあえず、テキストを読んでノートにまとめました。

勉強方法というと、この科目に関しては参考書などを買い足すこともなく、

ただ、テキストと過去問題集のみで勉強しました。

わからないことは、基本、ネット検索です。

勉強方法についてはあまり書くことがないので、

よく出る問題について書きます。

まず、「計量器概論」ですが、項目ごとに説明します。

1.計量標準と測定

SI単位の基本量を現示するための定義について

→メートル・・・よう素安定化レーザ

→時間(秒)・・・セシウム133の原子振動の一定周期

など、一通り抑えておきましょう。

標準器の具備すべき条件・・・安定性、再現性が高いこと

計量器の不確かさの要因・・・経年変化は含まれない!

合成不確かさの計算方法・・・二乗和の平方根

2.計量器の構成と特性

ステップ入力に対する一次遅れ系の計測器応答・・・公式と計算方法を覚える!

測定原理 (偏位法と零位法 )・・・その計測器がどちらの原理を用いたものであるかの理解

→ 偏位法を用いたもの・・・ばね秤、ブルドン菅式圧力計、ガラス温度計など

     零位法を用いたもの・・・電位差計、ホイートストンブリッジ、天秤など

計測器の原理と物理的効果

熱電効果 (ゼーベック効果、熱伝導率・電気伝導率と金属材料の関係)

光電効果 (イオン効果、光起電力効果など)

圧電効果、ホール効果、ベルヌーイの関係式、プランクの放射式

今日はここまで。。。

全部理解できればいいなあ。今の私には必要な知識ですね。

熱電効果はかなり関係しています。熱電対の原理ですね。

金属の組み合わせによって、J、E などと決められています。

覚えられてませんが。。

例題 : 熱伝導率の大きい順に並べましょう。

銅     、  黄銅 (銅60% 、亜鉛40%)    、  二クロム(ニッケル80% 、クロム20%)

正解は・・・・・

銅     >  黄銅 (銅60% 、亜鉛40%)    >  二クロム(ニッケル80% 、クロム20%)

銅・・・4.0 [W/(cm/K)]

黄銅・・・1.2 [W/(cm/K)]

二クロム・・・0.11 [W/(cm/K)]

*ヴィーデマンーフランツの法則

金属の熱伝導度  K  と  電気伝導度  σ   の比 (K/σ) は、温度Tに比例する。

→ 電気をよく通すものは熱をよく通す。

一般計量士試験の勉強方法~計量に関する基礎知識~その4 物理

物理の出題傾向について。

久しぶりに、日本計量振興協会発行の過去問題集を開いてみました。

それぞれの分野のページにメモ書きが残っていたので、

それに基づき書いてみます。

3、4年前の試験の時なので、傾向は変わっているかもしれませんが、

参考になればと思います。

①単位等物理学の基礎

計量法でも出てくる。SI単位の知識。

毎年1問は出る。

万有引力定数 G  、ポルツマン定数 k 、プランク定数 h ・・・

②力学

必ず2問は出る。

公式を使った問題が多い。

運動量の保存則 、 万有引力の法則 、力のモーメント 、アルキメデスの原理・・・

③物性

ここ数年は1問か2問出ていましたが、その前は出てない年もあったようです。

過去問で何パターンか慣れておくと解けそう。

ベルヌーイの定理 、表面張力 、圧力

④熱力学

2~3問出る。

法則の理解。

ボイル・シャルルの法則 、 理想気体 、 相対湿度の定義 、モル定義 、 熱・・・

⑤振動・波動

1問程度の出題。

正誤問題が多いので、取れるようにしておく!

音のドプラー現象 、 音の共鳴 、 単振子 、 音速 、 音波・・・

⑥光学

1問程度。

レンズの公式 、 光の屈折率 、 フェルマーの原理 、 電磁波・・・

⑦電気・磁気

2~3問出題。

ホイートストンブリッジ回路 、キルヒホッフの法則 、 クーロンの法則 、 ローレンツ力 ・・・

⑧量子論・原子論

1~2問。

正誤問題、計算問題。

量子力学 、 放射性同位元素の半減期 、 原子核・放射線 、 光電効果 、 α線・β線・ɤ線

見直してみると、やはり難しいですね。

ただ、法則や公式などを覚えていけば、ある程度はできるようになると思います。

諦めないで。頑張りましょう!!

一般計量士試験の勉強方法~計量に関する基礎知識~その3 物理

計量に関する基礎知識は、数学と物理の試験です。

前回は数学についてお話ししました。

今回は物理の勉強方法についてです。

数学はかなり忘れてしまってはいましたが、高校である程度は勉強していたので、

なんとか思い出しながら勉強できました。

物理は・・・高校では全くやっていませんでした。

どうやって勉強すればいいのか、しばらく悩みましたが、

とりあえず高校物理の教科書的なものから入っていくしかないかと思い、

古本屋で購入したのがこれです。

「チャート式シリーズ 新物理ⅠB・II」 数研出版 定価1,620円

運動と力

エネルギーと運動

波動

電気と磁気

原子

どれも難しいです。特に電気は苦手です。

いきなりこの参考書を読み進めるのはあまりにも酷でしたので、

もっと噛み砕いて説明してくれている本はないかと探しました。

ありました!こんな私でも分かりそうな参考書が!

「橋元の物理をはじめからていねいに 力学編」 橋元淳一郎 東進ブックス 1,000円

「橋元の物理をはじめからていねいに 熱・波動・電磁気編」 橋元淳一郎 東進ブックス 1,100円

とりあえず、この2冊を2,3回読みました。

要点のまとめ→演習問題 という形になっているのでお勧めです。

大事な公式は、数学と同じようにA6サイズのノートに公式集としてまとめていきました。

物理も試験に出た問題は基礎的なものが多かったように思います。

数学と同じで、難しいものや苦手分野は捨てましょう。。

私は、電気の問題が出たら捨てるつもりでしたが、出なかった気がします。

物理の勉強をしていて思ったのは、普段の生活にかなり関係しているということです。

電気が無いと生活していけませんし、音は常に聞こえています。

光、力。。

理解できたら、普段の生活がもっと楽しめそうです。

理解したいのはやまやまですが・・・どうも苦手ですねぇ。

残念ですが。

時間があればまた参考書を開いてみたいと思います。

もしくは、子供が高校生になったら一緒に勉強しようかな。。

出題傾向については次回。

一般計量士試験の勉強方法~計量に関する基礎知識~その2 失敗談

「計量に関する基礎知識」について

私の失敗談をお話しますと。。

この科目は4科目の中で、一番最初に実施されます。朝一番で。

講習会で講師の方に、何度も言われたことがあります。

「解ける問題から解くこと!!」

最初に問題を一通り確認して、A,B,Cとランク付けし記入する。

A:確実に解ける

B:解けそう

C:多分解けない

A→B→C の順で解いていくこと!

そのつもりでしたが、いざ試験が始まると、

1問目から順番に解いてしまったのです。

その結果何が起こったでしょうか。

1問目から3問目まで、私が出した答えが、選択肢に無いのです!

試験はすべて5択です。マークシート方式です。

すぐに諦めて次の問題に行けばよかったのですが、

その3問にこだわってしまって、何度も解きなおしました。

時間はどんどん過ぎていき・・・

諦める決心をした時にはかなりの時間が経ってしまっていたのです。

その次からの問題はかなり基礎的な問題(点が取れる問題)だったのですが、

もう舞い上がってしまい、時間が無いという焦りも手伝って、

簡単な問題を間違ってしまうという結果になりました。

家に帰って解きなおしてみたら、普通に解けました。。

結局ギリギリで合格できたわけですが、2問は普通に解けてたはずなので、

その2問が解けていたら、合格発表を待たずして、合格を確信できていたはずです。

今でもその時のことを思い出して、後悔します。

なぜあんなにこだわってしまったんだろう・・・

というわけで、教訓!

まず、解けなかったら、後回しにしましょう!!

時間が余ったらゆっくり考えましょう!

結局見直しする時間が全く無かったんだよなぁ・・・くぅ~っ

 

一般計量士試験の勉強方法~計量に関する基礎知識~その1 数学

一般計量士試験の試験科目は4科目です。

先にご紹介した「計量関係法規」と「計量管理概論」は共通科目です。

この2科目は、環境計量士も同じです。

もし環境計量士の試験に合格済みなら、この2科目は免除されます。

今後ご紹介する「計量に関する基礎知識」と「計量器概論及び質量の計量」は

専門科目となります。

文系女子の私にはやっかいな科目でした。計量関係の仕事にも全く携わっていませんでしたし。。

まず、「計量に関する基礎知識」についてです。

この科目の内容は、数学と物理です。

日本計量振興協会が発行しているテキストですと、わたしにはよくわかりませんでした。

過去問題集はもちろん必要です。

まず、「数学」の勉強方法です。

中学・高校の数学を思い出すことからでした。

代数、幾何学、行列、微分・積分、確率・・・

正直、連立方程式も忘れかけていました。

とりあえず購入したのが

「理解しやすい数学Ⅱ+B [数列・ベクトル] 改訂版」 藤田 宏 編著

説明→例題→練習問題 という形になっています。

数学の場合は、

  1. 過去問題集をやってみてみる。
  2. わからないところを、上記テキストで勉強しなおす。
  3. 公式などは、別ノートにまとめていく。後で見直しやすいように。
  4. 解けるようになるまで、繰り返して過去問題集を解く。

公式集は、A6サイズのノートに書き留めていきました。

今でも時々見ては懐かしんでます(笑)

勉強を進めていく中で、まだまだ頭が柔らかくならなかったので、

解くコツが知りたい!と思い、買った本がこれです。

「佐々木 隆宏 の 数学の発想力が面白いほど身に付く本」 代々木ゼミナール講師 佐々木隆宏 1,300円

数学を発想別に勉強するというのがテーマとなっています。

微分・積分や確率問題などは、参考になりました。

いろいろと勉強しましたが、試験を終わってみると、

割と基礎的な問題が出されていたように思います。

「マクローリンの展開式」などは、私は全く聞いたことがありませんでした。

読んでも理解できなかったので、とりあえず公式を暗記しました。

でも、分からないところは最初から捨ててしまったほうがいいと思います。

そこに時間を掛けすぎても、時間がもったいないです。

そのかわり基礎的な問題は確実に取れるようにしましょう!

次回は、私の失敗談をお話します。。

一般計量士試験の勉強方法~計量管理概論~

今回は計量管理概論の勉強方法について紹介します。

私の仕事に関して言えば、これが一番必要な科目のような気がします。

試験対策としては、きちんと内容を理解できなくても、過去問題集を繰り返しやることで合格点は取れます。

実際試験では9割近く取れました。が、半分くらいしか理解できていませんので、

時間を見つけて、勉強し直ししたいと思っています。

関連して、統計学全般も学びたいです。

では、計量管理概論の勉強方法です。

①日計振(日本計量振興協会)が発行するテキストを読み、自分の言葉でまとめていく。

重要な部分は赤字で書くなど、後で見直した時にわかりやすいように!

私の場合は、読むだけではあまり頭に入ってきません。

一度、文字にすることで整理ができ、頭にも入ってきます。

後で見直す用にもちょうどよいので、お勧めです。時間はかかりますが・・・

②過去問題集をやる。

→最低2回はやる。

→正解したら、問題番号の横に〇、間違えたら☓を記入する。

**間違った部分のテキストを読み直す。

問題集にも詳しい解説がありますので、わかりやすいです。

→2回目に間違えた問題のみを3回目も解く。

→時間があれば、3回目も間違えた問題を、できるまで繰り返す。

ここまでは、計量関係法規と全く同じです。

計量管理概論の内容は、大きく分けると、「計量に関するの基本的な考え方」と「統計学の基礎」といったところでしょうか。

内容的には計量に携わる人にはとても大事な科目だと思います。

しっかり理解したいところではありますが、とりあえず試験に合格することを第一目標とするなら、

過去問題集を繰り返し解けば点は取れます。

似たような問題が出ますので、慣れることです。

計量管理概論の勉強で使用したテキストは、

日計振(日本計量振興協会)が発行するテキストと過去問題集のみです。

あとは、わからない言葉や理解できない内容をWEBで検索して勉強しました。

SN比、トレーサビリティ、不確かさ・・・辺りは重要な部分かな。。

最後に例題です!計測のトレーサビリティに関する下記記述は正しいでしょうか?

◆例題1 : ある測定器のトレーサビリティがとれていて、国家計量標準へつながっていることは、その測定器の性能・機能が優れていることを示している。

◆例題2 : 測定器の校正に用いる標準に何を利用するかによって、測定結果の不確かさが変わることがある。

 

***答え***

例題1 : ☓    例題2 : 〇

トレーサビリティ・・・不確かさがすべて表記された切れ目のない比較の連鎖によって、決められた基準に結びつけられ得る測定結果 または 標準の値の性質。基準は通常、国家標準又は国際標準である。」

校正結果の不確かさには、校正に用いる上位の標準の不確かさが含まれる。

 

一般計量士試験の勉強方法~計量関係法規~

一般計量士試験の勉強にまず必要なのは、前々回お話したとおり、

日計振(日本計量振興協会)が発行するテキストと問題集です。
(「一般計量士試験のテキストと問題集」参照)

私の勉強法について、科目ごとに紹介します。

楽な方法というわけではありません。地道な勉強方法です。。。

私はコツコツ型勉強タイプですので。。。

今回は「計量関係法規」の勉強方法についてです。

1.日計振(日本計量振興協会)が発行するテキストを読み、自分の言葉でまとめていく。

重要な部分は赤字で書くなど、後で見直した時にわかりやすいように!

私の場合は、読むだけではあまり頭に入ってきません。

一度、文字にすることで整理ができ、頭にも入ってきます。

後で見直す用にもちょうどよいので、お勧めです。時間はかかりますが・・・

 

2.過去問題集をやる。

→最低2回はやる。

→正解したら、問題番号の横に〇、間違えたら☓を記入する。

**間違った部分のテキストを読み直す。

問題集にも詳しい解説がありますので、わかりやすいです。

→2回目に間違えた問題のみを3回目も解く。

→時間があれば、3回目も間違えた問題を、できるまで繰り返す。

 

計量関係法規は、主に「計量法」の勉強になります。

暗記科目です。

かなり余裕があればですが、計量法施行規則なども目を通してみてもよいかな。。

計量法は180条近くあり、同じような言葉が出てくるので、途中で混乱してしまいます。

問題を解きながら、間違ったところを見直し、整理していきました。

テスト当日に役立ったのは、最後にまとめた表でした。

休憩時間の10分で見られる量でしたし、再度頭を整理することができました。

直前に確認した部分がテストにでました!

表というのは、例えば、

指定検査機関、計量証明事業者、特定計量証明事業所、適正計量管理事業所、指定製造事業者などなど

いろいろな言葉がでてきますが、それぞれについて、

①対象 ②主体 ③実施(更新)時期 ④合格条件 ⑤失効の場合 ⑥変更の届け出 など

マトリックス的な表を作成しました。

更新が何年ごとであるとか、指定するのは、大臣なのか知事なのか、

あらかじめ届けるのか、遅滞なく届けるのか   など、

表にまとめると全体がよく見えてわかりやすかったです。

日計振の過去問題集は、年度ごとに収録されているのではなく、

問題の内容ごとに分類されているので、出題の多いところもわかってよいと思います。

「計量単位」、「検定」、「定期検査」、「計量士」、「適正計量管理事業所」の問題は

割と出題が多いようです。

計量関係法規について使用したテキストと問題集は、日計振のものだけです。

あとは、ネットで調べる程度でした。計量法や計量法施行規則などはWEBで見られます。

まじめに勉強すれば必ず点が取れる科目ですので、頑張ってください!

最後に例題です!下記記述は正しいでしょうか?

◆例題 : 取引とは、有償で行われる物または役務の給付を目的とする業務上の行為のみをいう。

 

答え・・・・☓

→「有償であると無償であるとを問わず・・・」(法第2条2項)

一般計量士試験の勉強時間 いつするの?

計量士試験を受験する方々のほとんどはお仕事をされていると思います。

私もフルタイム勤務で、当時5歳の子供がおりましたので、

夜は家事と子育てで勉強する時間は取れませんでした。

いつしたの?というと。。

無理に夜中に起きて勉強したとしても、効率的ではないと思ったので、

早朝に勉強することにしました。

朝 4時30分~6時30分を勉強時間に充てました。

しかし、起きれなくて結局今日は30分しかできなかった・・・等という日も

もちろんありましたよ。

5か月という長い期間だったので、多少は自分に甘くして、ストレスをためないようにしました。

土日はというと、土曜日は家事と子供の習い事で勉強はできませんでした。

日曜日は最後の2か月は、5時間くらい勉強しました。(夫が子供を連れ出してくれたお蔭です。感謝!!)

集中して勉強できた期間は年末年始です。5日間、朝から夜までひたすら勉強しました。

1日10時間くらいかな。。夫が子供と二人で帰省してくれたので、これだけの連続して勉強できる時間が取れました。これまた夫に大感謝です!!!あと、実家の両親の理解も有難かったです。

やはり家族の協力なくしては合格は無理だったでしょう。。

一般計量士試験に限らず、試験勉強は弱い自分との戦いですよね。

眠いよ~。。今日はサボろう。。。

もう無理~!こんな問題解けない!受験やめたい!

と思う弱い自分にいかに勝てるか・・・というところだと思います。

こんな私でも何とか合格できました。

同じような子育て真っ最中の方、ぜひ諦めずに頑張ってください!!

また子育て真っ最中でなくても、仕事と勉強との両立はかなり大変だと思います。

そのような方々も頑張ってください!!

とりあえず、数か月頑張れば楽になれますよー!

一般計量士試験のテキストと問題集

私が一般計量士試験を受けるために使った参考書や問題集を紹介します。

受験すると決まってすぐ、一般計量士の参考書や問題集を探し歩きましたが、

全く見つからず、アマゾンで検索してやっと見つけたのが、

「一般計量士国家試験問題 回答と解説<1>一基・計質(計量に関する基礎知識/計量器概論及び質量の計量) コロナ社 ¥2,205

でした。とりあえず、即注文。

平成21〜23年度分はこちら。

しかし、、いきなり過去問をみても何のことかチンプンカンプンでした。

その後、会社から先輩が使用したテキストと問題集を渡されました。

一般計量士の試験を受けるなら、これは必須だと思います。これとは・・・

日計振(日本計量振興協会)が発行しているテキストと過去問題集です。

過去問題集は、私が譲り受けたものは過去8年分の問題が掲載されていましたが、

今は5年分のようです。

日計振(日本計量振興協会)のホームページに購入方法が記載されています。

http://nikkeishin.or.jp/nsiken.html

4科目それぞれテキストと過去問題集があり、合計8冊です。

テキストは科目によって金額が異なっています。(1冊 2,000円~4,000円程度)

過去問題集はすべて同額で、1冊 3,570円です。

これがないと勉強にならないと思います。

日計振(日本計量振興協会)では、講習会も実施しています。(上記と同じURL)

計量士国家試験準備講習会が、10月~11月頃に4日間。
【平成26年の講習会日程】
東京会場 平成26年10月21日~10月24日
大阪会場 平成26年11月19日~11月22日
http://www.nikkeishin.or.jp/2014koushu/2014_junbi.html

直前対策講習会が、1月~2月頃に2日間。

場所は東京と大阪のみです。

私は両方受講しました。受講料金は4科目全て受講すると8万円くらいかかります。

個人ではなかなか厳しい金額ですよね。

大体の方は、会社で支払ってもらえるのではないでしょうか?

私もそうです。その分、合格しないといけないというプレッシャーも感じました。

まずはこのテキストと過去問題集をベースに勉強を進めました。

後は、文系女子の私には「計量に関する基礎知識」という科目はきつかったです。

内容は、数学と物理です。

忘れかけていた因数分解、更には、微分積分・・・また勉強することになるとは思ってもいませんでした。

物理の知識はほぼ皆無でした。

これらの勉強に使用したテキストはまた次の次くらいにご紹介します!

【関連情報】
経済産業省の過去の計量士国家試験問題ページ
http://www.meti.go.jp/policy/economy/hyojun/techno_infra/kakomon.html

計量士国家試験の概要

計量士には、一般計量士と環境計量士があります。

環境計量士は、さらに、環境計量士(騒音・振動)と、環境計量士(濃度)にわかれます。
受験資格の制限はありません。

ここでは、一般計量士についての試験の概要を述べます。

◇試験日    3月の第一日曜日(年1回)

◇試験申し込み時期   10月中旬~下旬

◇正解発表   3月末頃(経済産業省のHPにて発表)

◇合格発表   5月末(経済産業省のHPにて発表)

→官報でも発表されます。インターネットで見られます。

*私の場合は、朝から経済産業省のホームページを何度もチェックしましたが、

なかなか発表されないので、「官報」と検索して探しだし、合格者番号を確認しました。

それでもちょっと不安だったので、経済産業省の発表(結局16時頃でした)を確認してから

上司に報告しました。

*合格発表は試験日から2か月以上かかります。

 合格証書は発表の次の日に届きました。早っ!(笑)

 合格証書こそ時間掛かっていいから、発表をもっと早くしてほしいですよね。。

 ただ、3月に正解が発表されるので、自己採点でだいたい予想はつきます。

 私の場合、合格ラインギリギリだったので、合格発表まで不安な日々を過ごしました。

*合格ラインについては、下記参照。

◇試験科目

①計量に関する基礎知識(専門科目)

②計量器概論及び質量の計量(専門科目)

③計量関係法規(共通科目)

④計量管理概論(共通科目)

◇問題数    それぞれ25問。全部で100問。

◇合格ライン  共通科目(①と②)で30問以上

 専門科目(③と④)で、28~30問以上

→専門科目はその年によって合格ラインが変わります。

私が受験した年は29問以上が合格だったので、ギリギリ合格できました!!

共通科目は9割近く取れていたのですが・・・

◇合格率    20%弱(1000人くらい受験して、200人程度の合格)

ちなみに、2013年度は、17.0%(1234人中210人合格)だったようです。

次回から、勉強方法などについて書きます。